みやもと糀店

みやもと糀店

想い
philosophy

百年先の自然を醸す「百姓麹」

みやもと糀店の麹は、百姓がつくる麹です。
土をつくり、田畑を耕しタネをまき、
自然の循環を身近に感じながら
百の仕事をする中で、麹づくりをしています。

日本の「食べる」を支える発酵文化。その要となる麹。
この素晴らしい食文化を守り、次世代に残すためには、
味噌や醤油を醸すと同時に、
まず食材を育む自然環境を豊かに醸してこそ。

だからみやもと糀店では、
無農薬・無化学堆肥で育てた自社農場の原料を中心に、
百姓の想いがつまった材料でつくる麹にこだわります。

百年先の自然を想像し、
一握りの土を豊かに醸すことからはじまり、
田んぼづくりも、麹づくりも、
そして家庭での味噌仕込みまで、
「百姓麹」と発酵の輪が拡がることを願っています。

光を浴び、
土や水に触れ、
風に吹かれる
生物となれ

美味しい食事を作るには、調味料が欠かせません。そして、日本の基礎調味料の背景には麹が、麹の背景には農産物が、農産物の背景には光・土・水・風などの自然の恵みがあります。背景を辿ると、「農業」「自然」に行き着くけれど、その恵みを日々の食卓では実感しにくいもの。一方、農業も自然も、甘くはない。

だからこそ、僕は麹屋である以前に、「百姓」を自負しています。一つ生物として、光を浴び、土や水に触れ、風に吹かれ、自然に従いながら、無農薬・無肥料で農作物を育み、根元のメッセージを麹を通じて伝えています。

農作物の温かみを
感じながら造り、
温かみある麹を届ける

みやもと糀店は2016年に開業した新しく小さな麹屋です。
1度に仕込むのは目と手が行き届くわずかなの量。五感や触感を研ぎ澄まして造れるからこそおもしろく、やりがいがあります。そして穀物の温かみを感じながら造ることで、使う人の心を温める麹になる気がするのです。

そして、少量生産だからこそ小回りが効き、多種多様の麹を造ることが可能。黄麹を使った米麹・豆麹・麦麹を中心に、珍しくも黒麹を使った米麹も造るうえ、タイミングが合えばご要望に応じて玄米、タカキビ、モチキビ、ヒヨコマメなど様々な穀物を麹にしたり、生麹や乾燥麹、ばら麹や板麹など、細かな対応することができています。

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選ぶ・使う・
食べる
判断力を育む

みやもと糀店は、楽しみながら味噌や醤油を仕込む場創りに力を入れています。多様な想いや生活スタイルに応えられるよう、みやもと糀店で一緒に仕込む方法、オンラインで一緒に仕込む方法、キットを使って好きな時に気軽に仕込む方法、麹の種類や量をオーダーメイドしてこだわりの味噌を仕込む方法など、幅広い受け皿をご用意。

なぜ行うか。それは、選び、使い、食べることへの判断力を培いたいから。味噌が何ででき、どのように造られているのか。いつが食べ頃で、いつまでに食べるべきなのか。カビが出てきたらどうしたらいいのか。自分で造ると、既製品を使うよりも、多くの判断が求められます。一つのひとつの判断を重ねることで、味噌や醤油を選び、使い、食べる選択の幅が広がります。

お子様への食育だけでなく、毎日の食事を作る親御さまに体験を重ねていただき、家族の「食」の世界をより豊かにしてほしい。そう願っています。

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